弊社お取引させて頂いております製薬メーカー様が保有する金属コロイド(以下、コロイドA)のご紹介です。
弊社にてイムノクロマト試薬における簡易的な系を作成し、
各金属コロイド(原料)のみを変更した場合の性能差を検討させて頂きました。
○試験項目 : インフルエンザA型、インフルエンザB型、マイコプラズマ
○抗原量・抗体量 : 全て同一
○試作条件 : 全て同一
○金属コロイド :
その結果、コロイドAを用いた系では全ての試験項目で反応性の向上が認められました。
特に差がドラスティックであったインフルエンザB型の結果のみ開示致します。
弊社金コロイドの系の反応性を100とした時、コロイドAは1006という相対値を示しました。
(この時ブランク、非特異反応は認められませんでした。)
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=コロイドAのまとめ=
【性能】 Goldよりも反応性が良好で特異性も高かった
【汎用性】Goldからそのままもしくは簡単な条件検討で変更可能であった
【抗体濃度】Goldより感作時の抗体濃度が低濃度であった
【視認性】色調が良く、流れが速く、短時間でバックが明瞭であった
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もちろん測定系により適合性があると思いますので、細かい条件はお示ししません。
従いまして、ご興味ある企業様がいらっしゃいましたらぜひお手持ちの系にてご検討ください。
但し、ご提供に関しては、申し訳ございませんが製薬メーカー様と弊社で判断させて頂く
という条件付きな部分だけご理解頂ければと思います。
弊社の簡易検討ではとても良い結果が得られておりますが、
残念ながら製薬メーカー様では積極的な活用がされていないようです。
(※コロイド自体の性能面が理由ではございません)
そのような状況を存じている弊社としてはもったいないと思い、取引先様の許可を頂きご紹介させて頂きました。
ご不明な点等ございましたらぜひお問い合わせください。
研究G・齋藤