いつもお客様には大変お世話になっております。
おかげさまで弊社は39期を迎えることが出来ました。
今後とも引き続き何卒よろしくお願い致します。
さて、以前富士フィルム和光純薬様のメールマガジンに
【「失敗」しない受託サービスの選び方 (fujifilm.com)】という内容が配信されておりました(※)。
(※転載に関しては富士フィルム和光純薬様より了承を頂いております)
そこには受託サービスを失敗しないためには以下4つのポイントが重要ということでした。
① リスクやデメリットを予め説明してくれること
② 試験計画書があること
③ クオリティチェック(QC)工程があること
④ 不測の事態に対応すること
これらをご確認頂いたとき、今、委託を検討されている担当者様はどのように感じられるでしょうか?
結論から申しますと、
私(受託サービスを提供する側)は本当にその通りと感じます。
また特に重要な項目は④だと感じます。
ちなみに弊社は富士フィルム和光純薬様とお取引させて頂いておりますが、
本件に関しては一切の忖度がないことをはじめにお断りさせて頂きます。
その理由としましては、本内容が配信されてから既に数年程度経過しているかと思いますが、
私自身この内容をずっと吟味してきたうえで、今ここに記載させて頂いております。
実はこの内容を拝読した当初、私は「安価」が重要なことではないかと仮定しました。
少しお話は逸れますが、
弊社は基本受託側ですが、機器製作を依頼する場合などは委託側になることもございます。
その経験から少しお話させて頂きます。
ある時、新規機器を製作することになりました。
そこでA社様とB社様にお声がけさせて頂き、両社へ同じ要求仕様書を提示させて頂き、
両社とも購入先としての評価も実施させて頂き、結果両社とも特に問題ございませんでした。
そしてこの時、費用が安価だったA社様にご依頼させて頂きました。
納品後、検収は問題なく、様々なリスクを想定しstudyの段階では条件もしっかりと定め、
その結果、検証もほぼ問題ございませんでした。
ただ試験製造の際にこれまで想定もしていなかったトラブルは発生しました。
この原因がよく分からないトラブルに対し急ぎ解決する必要があり、
そこでより親身になってくださったのはB社様でした。
B社様は長年お付き合いさせて頂いているメーカー様ですが、
今回の選定では価格面で選定することが出来ませんでした。
しかしB社様は解決に向け様々な案を出して下さいました。
ここで再度お断りさせて頂きますと、
本件は委託側(弊社)の想定が甘かった、受託側(A社様)の選定を誤った
ということをお伝えしたいわけではございません。
恒常的な製造を目指せば、必ずトラブルや課題に直面します。
またその解決はサンプルのことをよく分かっている委託側、機械のことをよく分かっている受託側、
どちらか一方で解決するというのは現実的に難しいことが多いです。
従いまして、私(受託サービスを提供する側)が考える
受託サービスを失敗しないためのもっとも重要な条件は「不測の事態に対応してくれること」
をお伝えしたいと思います。
さて、弊社の受託サービスに関しても例外はございません。
不測の事態は稀にあり、0にすることはなかなか難しいところでございます。
では「不測の事態への対応」可否を見定める方法ですが、
残念ながらこれといった方法はございません。
ですが、(繰り返しになりますが)
不測の事態は委受託側の双方で解決する必要があり、
それには信頼関係の構築が最低条件かと考えます。
弊社へご委託を検討されているお客様は工場見学も可能でございますので、
弊社との信頼関係が構築出来るか、ぜひご来社頂きご確認下さい。
お客様第一で温和な工場長、お客様との取り決めを順守する品質保証、
責任感が強い製造、不良を見逃さない品管、お客様に寄り添う生産管理など、
客観的にみても素晴らしい社員が揃っていると私は思います。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせお待ちしております。
研究課・齋藤